
戦前、田舎ではまだローソクで暮らしている家もありました。
そのころ、当時16歳の創業者松村勇は夜明け前に起きて、片道2時間を自転車に乗り甲府市内の酒類卸会社へ勤めました。
「自分のお店を持ちたい」という夢に向かってコツコツと小金を貯め、約20年勤めた会社を退社し、昭和2年甲府市太田町に小さな酒屋を創業しました。
創業者(祖父)は自転車の荷台に酒を積んで近所へ配達をし、祖母は夜遅くまでお店を開けていた、夫婦2人での貧しい出発でありました。
創業者は、お客様一人一人を大切にしながら、喜びと幸せを与える酒の販売に誇りを持っていました。
その創業者の精神が「お客様一人一人を大切にする」です。
それから、創業者は80歳で亡くなるまで“酒の商い一筋”の人生でした。